【帯広】全日本合唱コンクールの道予選を兼ねた第70回北海道合唱コンクール(全日本合唱連盟道支部など主催)が14、15の両日、帯広市民文化ホールで開かれ、中学校同声部門に出場した北斗上磯が金賞を受賞するとともに本道代表として初の全国出場を決めた。道南勢はこのほか、中学校混声の函館亀田が金賞を、高校部門Aのラ・サールが奨励賞を受賞した。全日本コンクールは10月27日に岡山市で開かれる。
中学校同声部門には22校が出場。17番目に登場した上磯は部員23人で「小譚詩(しょうたんし)」と「都の春」の2曲を高らかに歌った。
前任の亀田中をはじめ合唱指導に定評のある辻真紀子教諭が4月に赴任し、顧問に就いた。生活態度や合唱に対する姿勢を見つめ直し、基礎練習を繰り返した成果が、あこがれの全国舞台へと導いた。「生徒たちがよく頑張ってくれた。立派です」と辻教諭。
部長の小川結夢さん(3年)は「心残りのなく歌うよう心掛けた。歌っている時は自分でも響いている感じがあった。代表が決まった時はすごくうれしかった」と振り返り、全国に向け「細かいところまでしっかり練習し、今回を越える演奏をしたい」と誓った。(鈴木 潤)