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川田男爵の創作音楽劇 来年2月に宮城で公演へ

 【七飯】川田龍吉男爵(1856-1951年)を主人公にした郷土創作音楽劇「Ryo(リオ)~男爵いもの父・川田龍吉外伝」が来年2月23日に宮城県大崎市で上演されることが決まった。道南以外では初公演。今月10、11日には川田男爵役を務める、仙台を拠点とする俳優、飯沼由和さん(38)を招いて、「和聲(わせい)アンサンブル・リオ」との初稽古を町内で行い、本番に向けて意識を合わせた。
 同音楽劇は2016年から七飯男爵太鼓創作会が主催し、七飯、函館、北斗で開催。高橋理沙さん(32)が脚本を手掛け、楽曲と芸術監督は高橋さんの師で、同県在住の作曲家、佐藤三昭さん(51)が手掛けた。
 川田男爵は土佐藩(高知県)の出身で、若くして英国で造船を学び、横浜、函館で造船会社の経営に関わった。七飯、北斗で農場を開き、輸入したジャガイモが後に「男爵いも」と呼ばれるようになった。男爵の死後に金庫からラブレターが見つかったという史実を基に、英国人女性ジニーから男爵への手紙が物語を進める。和太鼓や和洋の笛の音色、歌に乗せて、男爵の苦悩や農業に掛ける思いを演じ、好評を得た。
 大崎市は伝統的な水田農業が世界農業遺産に認定された地域。昨年、リオが同市で行われた佐藤さん主宰のマリヴロン楽団の公演に出演した縁もある。農業が盛んな地域で、ジニーの言葉を胸に秘めながら、豊かさの意味や自分自身の生きる役割を考え抜いた龍吉に共感してもらえるような舞台を目指す。佐藤さんは「音楽が風景になり、心情を表したり、風のように吹き抜けていったり、言葉と音楽が混じり合う舞台になれば」と話す。
 大沼国際セミナーハウスなどで行われた稽古では佐藤さんの指導で、劇の流れを確認した。飯沼さんは「川田男爵は自己犠牲の気持ちを持った優しい方だったんだろう。人に尽くすことを貫いた優しさや思いやりを芝居で伝えたい」と意気込む。
 また、高橋さんは「川田男爵は源を求めた。農業は命の支えるもの。大崎市の公演を通して改めて気づくことができれば」と話している。今後は宮城と七飯でそれぞれ稽古を重ね、大崎公演直前の来年1月には七飯町内でも公演を予定している。(今井正一)

      8月26日の記事

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