日本将棋連盟函館中央支部(石井英夫支部長)は24日、同支部(五稜郭町)で、伊藤真吾五段を招いた特別指導対局を開いた。小学生、中学生、一般の3つに分けた指導三面指し対局で、参加者した計9人は伊藤五段から攻守の展開などを学んだ。
伊藤五段は1982年、東京生まれ。振り飛車党、特に中飛車の使い手として知られる。25日に開かれる「第23回道南竜将戦」「第13回道南小学生竜将戦」(同支部、函館新聞社主催)に合わせて来函した。
対局者は手合い(角落ちなど)を自分で申告。対局後は伊藤五段が、それぞれの戦法での駒の使い方や、攻めを仕掛けるポイント、盤を広く見て指すことなどを説明していた。
2枚落ちで挑んだ大久保陽斗君(東山小5年)は「終盤の局面が甘く、教えてもらったことが良かった」、伊藤五段は「たくさん経験を積み、北海道や日本を代表する棋士になってくれればうれしい。将棋を長い間楽しんでほしい」と話した。(山崎純一)