• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 3/29
    函新ウイークリーレビュー
  • 動画ニュース
    国の重要文化財・遺愛学院本部が報道公開
  • 求人情報
    マーケティングスタッフ、記者

野外劇に57年愛用の太鼓を寄贈、自ら出演も

 市民創作「函館野外劇」の第32回公演「星の城、明日に輝け」で、7月に市民から寄贈された和太鼓が使われている。寄贈者は元教員、丸山四郎さん(87)で、57年にわたって愛用してきた和太鼓。丸山さん自身も9日の公演を含めて3回出演し、粋な祭り太鼓の音を響かせた。
 丸山さんは小学校教員時代の30歳の時に念願だった太鼓を購入。月収1万円台の時代に5万円以上したという。自身の名前にちなんで「五郎」と名付けて大切に使い、現役時代は、学校の運動会などでも活用してきたが、高齢となり、大切に使ってもらえる寄贈先を探していた。一方、野外劇の会では、毎年、町会などから太鼓を借りてきたが、市内の祭り時期も重なるため、太鼓の確保が課題の一つだったという。
 丸山さんは、今季公演が始まる直前の7月上旬に新たに購入した太鼓を置く台と合わせて同会に寄贈。同会が逆に丸山さんに出演を打診した。金曜日の公演を担当し、函館大火後に始まった函館港まつりのシーンで太鼓を打ち鳴らし、苦難から立ち上がる函館市民の踊りを盛り上げた。
 丸山さんは「コロポックルを演じる小さな子どもたちが踊る姿や熱気があって、感動している。野外劇で使われて、『五郎』が一番喜んでいると思う」と笑顔を見せていた。
 野外劇の今季公演は10日が最終日で、午後7時半開演。雨天中止の場合は11日に開催する。問い合わせは同会(0138・56・8601)へ。(今井正一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 新幹線函館駅乗り入れ整備費160億円台 最終報告
      2. 青函電気が破産手続き開始決定
      3. 素敵なパートナー見つけて 30日に「道南200人DE合コン」
      4. ポリテクセンター函館、職業訓練の受講生募集
      5. ナマコ密漁、主犯格に有罪判決 函館地裁
      6. 刻んだ歴史、次代に継承へ 遺愛学院本館が報道公開
      7. 道南うみ街信金人事
      8. 函館商工会議所事務所移転へ 特別委設置し検討開始
      9. 日本郵便北海道支社人事
      10. 皮膚の傷を洗う、発熱あれば受診を 急増の「人食いバクテリア」劇症型溶連菌感染症

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      3月29日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト