【七飯】大沼国定公園の蓴菜(じゅんさい)沼では、特産「ジュンサイ」の収穫が盛んだ。8月上旬ごろまで収穫が続き、大沼漁協の松浦喜英理事は「今年は雪解け水や雨が少なかった影響で、例年より早い時期に多く収穫できている。状態もいつも以上にいい」と太鼓判を押す。
ジュンサイは、澄んだ淡水の湖沼に自生。新芽はゼリー状の膜で覆われ、つるんとした食感が夏バテ対策にも効果的だ。6日は、漁業者7人が湖面に浮かべた小舟の上に寝そべって水面に手を入れ、手際よく新芽を摘み取っていった。
夏の風物詩として、町内の学校給食のメニューに使われるほか、道南のスーパーや道外の飲食店へも出荷される。(柳元貴成)