3月に函館市内で開かれた「ピロシキ博2019」のオリジナルレシピコンテストに登場した「はこだて焼きピロシキ」の新メニュー16種類が、15日から21日までの1週間、丸井今井函館店地下1階不二屋本店で販売される。レシピを考案した市立函館高校や函館大学の生徒・学生は「おいしいのでぜひ味わって」とPRしている。
はこだて焼きピロシキ協同組合(ソユーズはこだて焼きピロシキ、北見伸子代表)が3月に開催したピロシキ博のコンテストでは、6グループが17種類のレシピを発表。当初は、組合事業者の審査を通過したレシピのみを商品化する計画だったが、成果発表の機会として材料調達が難しい1種類を除く16種類の採用を決定。レシピを基に6事業者が試作を重ね、期間や数量限定で製造・販売する。
黒い生地に卵やパプリカなど色鮮やかな具材が入った市立函館高校料理部考案の「夜景ピロシキ」、お金がない時の大学生の夕飯を再現した函館大学ピロシキ研究所考案の「明日までの辛抱」などがあり、各日数種類ずつを販売する。価格は200円から。期間中の週末には、レシピを考案した高校生や大学生が店内で販売を手伝う。
完成品を試食した市立函館高校料理部の小林真幸(まさき)部長(3年)は「自分たちが作った時よりもおいしい」と手応えを感じた様子。函館大学ピロシキ研究所の対馬圭一郎副代表(2年)は「売れるか不安だが、店頭に立って頑張って売りたい」と話している。(早坂直美)