函館運転免許試験場で5日、有効期限の表示に西暦と元号を併記した運転免許証の交付が始まり、朝早くから新元号「令和」が記載された免許証を求める人が多く訪れた。
運転免許証の表記を分かりやすくするため、これまで元号と年月日のみだった表記を、西暦に続きかっこ書きの元号と年月日に変更された。
同試験場には午前7時45分ごろから列を作り、同8時15分に受付開始。この日は約300人が訪れ、講習を終えた受講者は新しい免許証を手にしていた。
松前町の建設業、鳴海孝由記さん(54)は「西暦が入っていたほうが分かりやすい。(令和では)違反をしないように気を付けて運転したい」と話す。新免許証をもらおうとこの日に合わせて訪れた、後志管内寿都町の自営業、佐藤弘徳さん(77)は「交付初日にもらえてうれしい」と笑顔だった。
同試験場によると、平成表記の免許証から新免許証へ理由なく再交付することはできないという。(北川隼夢)