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函館に思いを寄せて 鈴木聡さん「離合海峡」出版

 北大水産学部出身で、現在は愛媛大で教授を務める鈴木聡さん(62)が、函館を舞台としたミステリー小説を収録した短編集「離合海峡」(幻冬舎)を「鈴木創」のペンネームで出版した。
 鈴木さんは、札幌出身で、北大水産学部に進み、大学3~4年を函館で過ごした。同大の博士課程を修了後、カナダの大学で博士研究員として勤務した。その後、北大水産学部の助教授として再び函館へ。現在は愛媛大で環境微生物学を専門に研究をする傍ら、小説の執筆に取り組んでいる。
 出版したのは昨年12月。同作品は、微生物をテーマにしたSF小説3本を収録している。「プラスチドα」では、地球では食料の生産をせず、宇宙で野菜や動物を育てる世界を描いた。「SFを書くことと、微生物の研究は、目に見えないものを相手にするところがよく似ている」と鈴木さん。
 一方、ミステリーではSFよりも、現実的な世界を描いている。表題作の「離合海峡」は、函館を舞台とした短編ミステリー。 鈴木さんは学生時代と助教授時代の約9年を函館で過ごした。青函連絡船は卒業する先輩を桟橋から見送ったという思い出がある。このほか、かつて運行していた特急おおぞら、大門地区のバーなど、当時の函館を鮮明に描いた。
 鈴木さんは「昭和の函館が舞台。物語だけでなく、時代の空気感やノスタルジーも楽しんでほしい」と話している。
 書店のほか、インターネット通販でも扱っている。税込み648円。(飯尾遼太)










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