函館公園内の遊園地「こどものくに」(青柳町)で23日、ペンキを塗り替えた観覧車のゴンドラの取付作業が行われた。リニューアルした観覧車は27日から利用が再開される。
こどものくにの観覧車は、1950年に七飯町大沼に設置されたものを1965年に函館公園へ移設した。稼働する現役の観覧車としては、国内最古とされている。
1月にゴンドラを取り外し、市内の鉄工所でさびを落として、薄くなった鉄板を交換するなど補修作業を実施。昔ながらの骨組みなどはそのまま生かし、ペンキの塗り替えでは古い写真を頼りに設置当時の色合いをできる限り再現した。
きれいに塗り替えられた8台のゴンドラは、22日に園内へ搬入。23日に取付作業が行われ、屋根や手すりなども設置した。試運転を繰り返した後、27日から稼働を再開する。
運営する北海興業の加藤大地マネジャーは「懐かしさも踏まえつつ、新しくなった観覧車にぜひ一度乗ってほしい」と利用を呼び掛けている。
ゴールデンウイーク期間中の営業時間は、午前10時~午後5時。問い合わせはこどものくに(0138・22・5039)へ。(早坂直美)