冬型の気圧配置が緩んだ4日の函館市内では、日中の最高気温は3月25日以来の10度超えとなる10・6度を観測。日差しが注いだ午前中は暖かさも感じられたが、午後は一転、雨となり、不安定な一日となった。
五稜郭公園では堀の水位も戻り、周辺で野鳥の姿が盛んにみられるようになった。全身が黒く、くちばしの根元が黄色いカワウとみられる水鳥は獲物を求めて潜水を繰り返し、コイを捕まえては文字通りの「鵜呑み」にしようとする姿が見られた。暴れる魚体を飲み込むのは難しいようで、水しぶきが上がる様子にウオーキング中の市民らも驚いていた。(今井正一)