名古屋城のシンボル「金のシャチホコ」の実物大レプリカが28日、函館空港国内線ターミナルビル1階に登場した。セレモニーでは、織田信長らに扮したキャラバン隊が、名古屋観光の魅力をアピールした。展示は来年1月29日まで。
中部国際空港セントレアなどが、函館空港との直行便PRのため企画。レプリカは名古屋市が1984年に制作。高さ3メートル、重さ100キロの繊維強化プラスチック製で、金箔1800枚を貼り付けている。函館での展示は初めて。
展示に先立って行われたセレモニーには、名古屋城を拠点に活動する「名古屋おもてなし武将隊」が登場。信長らの除幕で黄金に輝くシャチホコがお目見えすると、会場から歓声と拍手が上がっていた。
信長は6月に完成した名古屋城本丸御殿やイケメンゴリラ「シャバーニ」で話題の東山動植物園などを紹介。空港利用者に銘菓「ゆかり」を手渡しながら「名古屋にきてちょうよ」と呼び掛けていた。(金子真人)