南から暖かい空気が流れ込んだ影響で4日は全国的に気温が上昇し、函館をはじめ、道南の各観測地点でも軒並み最高気温が13~15度と10月下旬並みの暖かさとなった。函館では終日雨が降りやすい一日となったが、午後2時6分に15・3度を観測。12月としては1872(明治5)年の観測開始以来5番目に高い気温となった。
函館地方気象台によると、この日の最高気温は江差15・3度、松前15・1度などで、奥尻や厚沢部町鶉などで12月の最高気温を更新した。雨が上がった同日午後の市内西部地区では、コートなどの前を開けて歩いたり、上着を持って歩く人の姿も目立った。
5日は一転して、寒気が入り込みやすい気圧配置となることから、気温は一気に低下。函館では明け方の4度が最高気温となる予報で、渡島、桧山ともに昼過ぎから場所によってふぶく見込み。(今井正一)