函館大妻高校食物健康科の2年生34人が地場産食材を使って作る「函館育ちふっくりんこ創作弁当大妻日和」が、10日午前11時からJA新はこだての直売所「あぐりへい屋」(北斗市東前62)で販売される。生徒たちがレシピを考えた13品が彩りよく盛り付けられており、今年も人気を呼びそうだ。
JAグループと同校による地産地食・食育連携チャレンジ企画として、2009年から毎年行われている。生徒は10月中旬から準備を開始。アイデアを出し合い24品を生み出し、その中から13品に絞り込んだ。
弁当に使用する米20キロはJA新はこだてから無償提供され、ショウガとひき肉を甘辛く味付けし、混ぜ込んだ「甘辛しょうがごはん」として加わる。おかずも道南産を多用し、旬を意識した「小松菜と自家製厚揚げの煮浸し」「タケノコと鶏肉の煮物」「サバのみそ煮」「だし巻き玉子」「ポテトサラダ」など、彩りや栄養価にもこだわった品々を詰め込んだ。
5日には同校で試食会が実施され、弁当の調理工程や味付けなどを確認した。宮地美羽さん(16)と木村優花さん(17)は「季節の食材“キノコ”を使った料理などを心を込めて作っている。自分たちの料理を食べていただく機会は少ないので、たくさんの人に食べてもらいたい」と来場を呼び掛ける。
弁当は1個500円(税込み)で、100食限定。なくなり次第販売を終了する。(小杉貴洋)