【乙部】地上の光が反射して、夜空に光の筋が浮かぶ「光柱」が5日、乙部町の沖合に発生し、同町職員の西田卓見さん(51)が撮影に成功した。
「光柱」は、街灯やいさり火などの光が、上空にできた氷の結晶の層に反射して起こる現象。西田さんは5日午後6時ごろ、光柱が浮かんでいるのに気が付き、町内の高台の公園などで撮影した。
撮影当時、乙部沖合では数隻のイカ釣り漁船がいさり火を灯しながら操業中で、その数と同数の光柱がきれいに列をなして夜空に並んでいた。
西田さんは1992年12月に初めて町内で光柱を撮影して以来、これまで8回の撮影に成功。「いさり火がLEDに替わって明るくなってから、光柱も明るくなった気がする」と話していた。(小川俊之)