北海道電力函館支店は9日、丸井今井函館店前などで、節電を呼び掛ける街頭啓発活動を行った。6日の道胆振東部地震の影響で道南で発生した停電は解消されたが、国が12日以降、緊急時に計画停電を実施する意向を示していることから、一般消費者への節電の協力を呼び掛けた。
道内のほとんどの地域で電力が復旧したものの、現状の電力では足りず、再び電力の需給バランスが崩れて停電となる可能性がある。
雨の中、啓発活動のために出社した社員ら6人が歩行者に対して「節電にご協力お願いします」「震災で電力の需給が苦しい状態です」などと声掛けしながら、一般家庭でできる節電方法の記されたパンフレットを配った。
同支店お客さまサービスグループの田坂学グループリーダーは「冷蔵庫の開け閉めを少なくし、ものを多く入れない。エアコンや照明を余分に使わないなど気を付けてもらいながら節電にご協力をお願いします」と話している。(蝦名達也)