★開港5都市まちづくり会議開幕(2日) 江戸時代末期に貿易港として開港した函館、横浜、長崎、新潟、神戸の市民団体や行政関係者らが一堂に集まる「開港5都市景観まちづくり会議2018函館大会」が1日、函館市公民館で開幕した。3日までの3日間交流を深めながら、今後の景観行政などに関して議論を交わした。
★75歳以上、運転免許の自主返納急増(2日) 函館市交通安全対策会議(会長・工藤寿樹市長)は、第10次交通安全計画(2016~20年度)に基づき、18年度実施計画と17年度事業実績をまとめた「数字で見る交通安全2018」を作成した。市内での昨年1年間の運転免許自主返納者数のうち、75歳以上は前年(276人)の約2倍にあたる588人になったことが分かった。
★30回目の西部地区バル街にぎわう(3日) 函館市西部地区をスペインの立ち飲み居酒屋「バル」に見立て、店を訪ね歩く「第30回函館西部地区バル街」が2日、開かれた。30回目を記念したセレモニーや着物姿で街歩きを楽しむイベントなどがあり、さわやかな秋の空気に包まれた中、大勢の市民や観光客が飲み歩きを満喫した。
★噴火湾でボタンエビ漁解禁(3日) 噴火湾の秋のエビかご漁が1日解禁となり、森漁港では2日、朱色に輝く新鮮なボタンエビが次々と水揚げされた。同港からは前日に10隻が出漁。2日朝には沖で海中に仕掛けたかごを回収し終えた船が、たくさんのエビを積んで岸壁へと横付けした。
★垣ノ島遺跡臨時公開に350人(4日) 函館市教委は、臨時公開している南茅部地区の国史跡・垣ノ島遺跡について、8月の来訪者が約350人だったことを明らかにした。一般公開に向け整備中のため普段は立ち入れないが、7月中旬に同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産の国内推薦候補に選定されたことを受け、遺跡の一部公開に踏み切った。
★大学連携の展望探る(4日) 高等教育機関や自治体、産業団体などでつくる大学コンソーシアムに関する「第15回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム」が1、2の両日、公立はこだて未来大学で開かれた。シンポジウムや情報交換会を通じ、大学連携の展望などへ理解を深めた。
★大間原発の工事再開2年延期(5日) 電源開発(東京、Jパワー)は4日、青森県大間町で建設中の大間原発について、工事再開時期を2年程度延期する方針を明らかにした。原子力規制委員会の審査が長引いているためで、運転開始も2024年度ごろから、26年度ごろに先送りとなる可能性が強まった。
★台風21号で道南大荒れ(5日) 台風21号が暴風域を伴いながら日本海を北上し北海道地方に接近した影響で、4日の渡島・桧山地方は全域に暴風警報、一部に大雨(浸水害)、洪水などの警報が発表され、午後6時半ごろには函館空港で風速15メートル以上の強風となり、深夜から5日未明にかけてほぼ全域で暴風と雨で大荒れとなった。
★テクノパークで新社屋続々(6日) 函館市が桔梗町に設ける工業用分譲地「函館テクノパーク」で、企業の新社屋の建設が相次いでいる。IT分野を中心に技術協力で手を組む道立工業技術センターが近隣にあることなどが要因で、昨年度までの5年間で道内外の5社が進出した。
★樺太引揚者しのぶ 上陸記念碑記念祭(6日) 終戦直後に樺太からの引き揚げ中に命を落とした人々をしのぶ「第42回樺太引揚者上陸記念碑記念祭」(函館市主催)が5日、湯の浜ホテルで行われた。引揚者の親族や市関係者ら37人が参列し、献花を行い物故者の冥福を祈った。
★函館で震度5弱の地震、道南停電相次ぐ(7日) 6日午前3時8分ごろ、胆振地方中東部を震源地とする強い地震があり、函館市で震度5弱を観測した。道南では津波や土砂災害などの被害はなかったが、地震発生直後から道内の全約295万戸で停電が発生した。両管内で死者は出ていないが、函館市内で7人がけがをした。
★函館市内全域で通電(8日) 函館市は7日、同日午後9時20分に市内全域で通電したことを明らかにした。市が同9時40分ごろ、北海道電力に問い合わせをしたことで判明した。同社によると、通電開始後、電力が全域に行き渡るには1時間半から2時間程度のタイムラグが生じるという。
★新幹線運行再開、新駅は終日大混雑(8日) 北海道新幹線は7日午後から、上下線とも運行を再開した。上り線の始発・新函館北斗駅は終日混雑した。同駅は7日未明に電力が復旧。函館市内、近郊で足止めされた客は午前10時すぎからタクシーや路線バスで続々と駅に駆け込んだ。