【七飯】福島県の子どもたちに道南の自然や人との触れ合いを体験してもらう保養プログラムを運営してきた、「子どもを応援する会 ほんわか」(田中いずみ代表)の報告展示会が5日、函館市地域交流まちづくりセンターで始まった。活動にピリオドを打つ来年3月まで、函館、森、七飯の4会場で開く。
同団体は東日本大震災後の2012年から福島の子どもたちを招き始めた。児童はホストファミリーの家に滞在しながら、農漁業や木育体験、学校との交流などを通じて伸び伸びと過ごした。
展示会では、体験の様子を写した写真や新聞記事、プログラムを支えたスタッフや協賛企業名など7年間の活動を細かにポスターにして掲示している。
また、これまで参加した子どもたちのメッセージも展示し「ほんわかは第二の家族」「震災後嫌なことが続いていたが、函館での日々が高校生になった今でも大切な思い出」「楽しみと不安の両方があったけど、優しく親切な方々、おいしい食事、楽しいプログラムで思い切り楽しめた」など、道南で過ごした夏をつづっている。
同センターでは11日まで。入場無料。同センターの開館時間に準じ、最終日は午後3時ごろで終了する。問い合わせは工藤さん(090・1520・9812)へ。
このほかの日程は次の通り。
◇10月11日~同13日=ハル小屋(森町赤井川252)。13日午後1時からは鳥本八重子さん、佐藤国男さんの朗読会を行う。
◇1月5日午後1時~同14日=テーオー小笠原6階
◇2月20日~3月3日=七飯町文化センターギャラリー。3日午後1時からは同センタースターホールで「ソリダリテ」の伊藤亜希子さん、次藤正代さんのコンサート(無料)を開く。(稲船優香)