陸海の便に乱れ 住宅など一部損壊

 台風21号が渡島半島付近を通過した5日、JR北海道では線路に木が倒れる被害が出たため、函館線で特急21本を含む計53本が運休するなど、交通機関に影響が出た。また、渡島・桧山では住宅などが一部損壊するなどの被害が出た。
 函館線は台風通過を見越して運休を予定していたが、桔梗駅など数カ所で倒木が発生し、運休する列車が増えた。新函館北斗―長万部間は午後8時25分に運転再開し、特急スーパー北斗は21号から通常運行した。午後9時現在、JR北海道函館支社管内では約5500人に影響が出た。
 道南いさりび鉄道は、倒木の処理のため5日始発か午後3時まで運休。4~5日の影響人員は約800人。
 ハートランドフェリーは、江差、瀬棚と奥尻を結ぶ全6便を欠航。津軽海峡フェリーの函館―青森間はダイヤを変更し、午前6時ごろから運航を再開。青函フェリーも出発時間を変更して同7時半から運航を再開した。  
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 函館北昭和小では、5日未明に3階建て校舎の屋根がはがれた。同校は避難所として開放され、5世帯5人が避難していたが、けが人はいなかった。また、敷地を囲むフェンスがゆがみ、学校菜園ではトマトなどの苗が被害を受けた。
 このほか市内の被害状況(5日正午現在)は、計135件(速報値)に上った。内訳は60代と80代の女性2人が転倒してけがを負ったほか、外壁はく離など住家被害が23件、物置やシャッターなど住家以外の被害が21件。公共施設では、中部小学校のフェンス破損など市立学校14件、社会教育施設7件、その他所管施設10件の被害を確認した。
 街路樹や電柱、倒木などの被害報告は58件。調査中のため、今後被害が増える可能性がある。市内16カ所に開設した避難所に避難した人は、最大で11カ所に55世帯68人(4日午後11時現在)となった。 
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 江差町新地町のパチンコ店で午前5時20分ごろ、看板がぐらついているのを台風被害の調査中だった消防署員が発見。約3時間後に撤去した。登校・通勤時間に重なり、警察官らが誘導していた。
 道の発表(5日午後4時現在)によると、函館市以外の渡島・桧山管内の被害状況は、住宅の一部損壊が北斗市、森町で計4件。いずれも屋根がはがれる被害だった。ビニールハウスなどの建物被害は一部損壊が福島町などで7件。避難所は渡島管内の9町、桧山管内の4町で開設。最大避難者数は渡島で231人、桧山で67人だった。
(深津慶太、山崎大和、金子宇彦通信員)   

      9月 5日の記事

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