函館地方気象台によると台風21号による暴風、大雨のピークは過ぎたが、渡島・桧山地方では、引き続き5日昼前まで強風に、6日にかけて高波に注意を呼び掛けている。
台風21号は5日午前7時には宗谷岬の西約130キロの地点にあり、時速75キロの速さで北へ進んでおり、日本海北部で温帯低気圧に変わる見込み。渡島・桧山地方で発表されていた警報はすべて解除された。
未明に渡島半島に接近した影響で、最大瞬間風速は北斗(本町地区)で32・0メートル(午前0時47分)を観測し、観測史上最高を記録。函館市美原は33・2メートル、江差は30・7メートル。このほか、松前28・8メートル、長万部27・7メートル、八雲町八雲25・9メートル、森25・4メートル、木古内24・9メートル、厚沢部鶉22・9メートルが9月として過去最大だった。
5日の風の予想は、桧山地方の陸上15メートル(最大瞬間風速30メートル)、海上20メートル(同30メートル)。渡島地方の陸上13メートル(同25メートル)、海上20メートル(同30メートル)。
5日の波の高さは渡島・桧山で5メートル。