【北斗】市議会第3回定例会は4日開会し、会期を14日までの11日間と決めた後、一般質問を行った。市はJR新函館北斗駅に隣接する市営立体駐車場について、4月の有料化後の利用状況を明らかにし、8月末までの5カ月間の累計利用台数は4万9018台で、無料開放していた昨年同期と比べ48%減少した。
白戸昭司氏(新政会)への答弁。
有料化に伴う料金収入は累計976万6100円。利用台数、料金収入とも市が見込んだ数値を下回り、台数68%、収入82%にとどまっている。
駅前の企業誘致対策について、池田達雄市長は「駅前の活性化に資する可能性があるものについては新たな視点を交えて検討したい」と述べた。(鈴木 潤)
このほかの質疑応答は次の通り。
工藤秀子氏(新政会) 市として高齢者の就労支援の考えは。
池田市長 労働力確保の視点から就労を希望する高齢者の支援は必要と考える。
高田茂氏(開政会) 冬期間の除排雪について、降雪深の確認時間は何時で、出動時間、作業時間の設定は。車両センター改築計画はあるのか。
池田市長 午前0時から降雪深を確認。出動の指示、連絡時間を同1時とし、作業時間帯は同2時から同6時までを基本としている。車両センターの改築計画は現在ない。
水上務氏(21世紀の会) きじひき高原にロープウエー設備を誘致する考えは。
池田市長 市で行うのは難しいが、民間でやっていただけるのであればよろしいと思う。
玉森大樹氏(穂青会) 地域おこし協力隊の成果と課題、方向性は。
池田市長 2人を隊員に任命し、企画課と観光課に配置し、SNSで本市の魅力を発信した。1人が残念ながら8月31日付で依願退職した。今後については十分検討したうえで対応したい。
日笠朝子氏(新政会) 市防災(洪水)ハザードマップ作成から10年が経過しているが、市民へ再配布の予定は。
池田市長 道の土砂災害区域の調査が来年度までに終了し、再来年度までには区域指定ができる見込み。洪水浸水、土砂災害の区域指定が済んだ段階で市として新たなハザードマップを作成し、周知に努めたい。
仲村千鶴子氏(公明党)児童、生徒の登下校時の学習用具の軽量化についての認識は。
永田裕教育長 教材を学校に置いておく「置き勉」について、家庭学習の習慣化に向け取り組んでいるため教科書、ノートの置き勉は基本的に認めていない。児童、生徒の健康を損なわないよう十分な対応を校長会へ要請する。