函館地方気象台によると、台風21号の影響で渡島・桧山地方では4日夜遅くから5日明け方まで大荒れとなる。暴風に厳重に警戒し、高波や大雨による低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けている。
4日午後6時半現在、渡島・桧山の全域で暴風警報、波浪警報(七飯町・今金町・厚沢部町を除く)、函館市・北斗市・八雲町八雲・長万部町・松前町・木古内町・今金町・奥尻町で大雨(浸水害)警報、北斗市・七飯町・知内町・木古内町・上ノ国町で洪水警報を発表中。
北海道地方に台風が最も接近するのは5日未明から明け方で、台風の接近とともに風や雨が急速に強まる。
渡島・桧山で警戒を要する災害、期間は次の通り。気象用語の「夜のはじめ頃」は午後6~9時、「夜遅く」は午後9時~午前0時、「未明」は午前0~3時、「明け方」は午前3~6時。
■暴風 4日夜遅くから5日明け方まで
<風の予想> 南東のち南西の風 ピークは5日未明
最大風速・最大瞬間風速(かっこ内)
▽渡島西部、桧山南部・奥尻島の陸上20メートル(35メートル)、海上30メートル(45メートル)
▽桧山北部の陸上20メートル(35メートル)、海上28メートル(40メートル)
▽渡島北部・東部の陸上20メートル(35メートル)、海上25メートル(35メートル)
■高波 5日未明から明け方まで
<波の予想> ピークは5日未明
6メートル
■低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水や氾濫 5日未明から明け方まで
<雨量> ピークは5日未明
4日午後6時から5日午後6時までの1時間最大 50ミリ
4日午後6時から5日午後6時までの24時間雨量 150ミリ
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