函館出身のロックバンド「GLAY」が、25、26の両日、緑の島で開く5万人動員の野外ライブを前に、GLAYの所属事務所「ラバーソウル」(東京)などは23日、オフィシャルグッズの先行販売やメンバーゆかりの地を巡る散策イベントを開始した。同事務所は「全国からGLAYのライブに訪れた人たちに、メンバーが生まれ育った函館の街の魅力も感じてもらえたらうれしい」としている。いずれも27日まで。(金子真人)
“グレナビ”で「聖地」巡り
〇…GLAYゆかりの「聖地」では、スマートフォンを手に散策イベント「GLAY NAVIGATION(通称・グレナビ)」を楽しむファンの姿が見られた。
公式アプリ「GLAY」を起動した状態で、市内・近郊の19スポットに近づくと、GLAYの楽曲とともに、その場所にちなんだメンバーのコメントが流れる。
函館時代のGLAYの活動拠点「あうん堂ホール」(松風町8)を訪れた八雲町の高校生、高田知佳さん(18)は「4人の仲の良さが感じられるコメントに思わず笑顔になりました」とにっこり。
オフィシャルグッズ先行販売に長蛇の列
〇…松風町10の「はこだてグリーンプラザ」では、ライブのオフィシャルグッズの先行販売が始まり、正午の開始前から長蛇の列をつくった。
会場にはライブロゴがデザインされたTシャツやタオルなどが並ぶほか、北海道のソウルドリンク「ガラナ」や「カツゲン」を使ったオリジナルドリンクなども販売している。
販売開始の2時間前から並び、一番乗りだった梁川町の主婦、野中こずえさん(44)は「友達に頼まれた分も買いました。ライブには2日間とも行くので絶対に晴れてほしい」と話していた。
グッズ当たるゲームにぎわう
〇…GLAYのライブ衣裳やグッズを展示している「G4 Space」(松風町6)では、アミューズメントイベントが行われ、全国から訪れたファンでにぎわった。
夏祭りをテーマにしたオリジナルグッズが当たるゲームを用意。射的や千本引きに挑戦したファンが目当ての商品を手にして喜ぶと、会場から大きな拍手が送られていた。
神奈川県から友人の保育士、高橋有美さん(41)と一緒に訪れた会社員、山中ひとみさん(38)は「狙っていた手鏡をゲットできてうれしい。ライブはもちろん、函館の街や食べ物も楽しみたい」と笑顔を見せた。