函館市熱帯植物園(湯川町3、笠井佳代子園長)はこのほど、園内で飼育している約70匹のニホンザルに果物が入った氷柱4個をプレゼントした。
サルたちに夏の暑さを乗り切ってもらおうと、同園が毎年この時期に企画している。飼育員がスイカ、バナナ、オレンジ、グレープフルーツ、リンゴが入った氷柱をサル山に設置した。
サルたちは中の果物に興味津々の様子で氷柱を蹴る、かじる、高いところから落とすなど、さまざまな方法を尽くして果物を取り出した。おいしそうに果物を頬張るサルの愛くるしい姿に、来場者から歓声が上がった。西旭岡町の東美空ちゃん(4)は「すごくおいしそうに食べていてかわいい。いろんな方法で氷を砕いていて賢いと思った」と笑顔で話していた。
次回のプレゼントは12日午後1時15分からの予定。笠井園長は「いろんな方法で自分が食べたい果物を取り出そうとするサルたちのかわいい姿を見て楽しんで」と呼び掛けている。(柳元貴成)