開港159周年記念函館港まつり(実行委主催)は2日、メインイベント「ワッショイはこだて」の十字街・松風コースが行われた。函館の最高気温は30・5度と、4日連続の真夏日を記録。暑さをものともせず、色鮮やかな浴衣に身を包んだ市民ら約8000人が約1・5キロのコースを華やかにパレードし、函館の夏を彩った。
十字街であった出発式で、実行委の渡邉兼一会長は「ゴールまで最高の踊りを披露して盛り上げてほしい」とあいさつ。早速、踊り手は「函館港おどり」「いいんでないかい」の音楽に合わせて踊り歩いた。
第2部は子どもたちによるいか踊りのほか、宮城県仙台市の郷土芸能「仙台すずめ踊り」の一行が登場し、法被姿に扇子を持ち跳ね踊る勇壮な姿で祭りに花を添えた。3部は一般参加も可能な函館いか踊りで、参加者は大音量の曲に合わせて飛び跳ね、暑い夏の1日を楽しんでいた。
埼玉県から遊びに来たという会社員、勝又千恵さん(28)は「久しぶりに祭りを見て元気をもらった」と話していた。3日はスタート位置が変更された千代台・五稜郭コース(約1キロ)が行われる。いか踊りは自由参加も可能で、参加希望者は午後8時に千代台公園に集合する。(小杉貴洋)