函館市西部地区の「基坂(もといざか)」に設置された全長約80メートルのウオータースライダーを水着姿で滑り降りるなど、親子一緒に楽しめるイベントが盛りだくさんの「函館まるごとテーマパーク」(函館青年会議所主催)が28日、基坂や元町公園などで開幕した。29日まで。
電車通りから同公園や旧函館区公会堂へと向かう基坂を通行止めにし、イベント用のビニール製スライダーを設置。開場前から大勢の親子連れが並び、水しぶきを上げながら一気に滑り降りた。北斗浜分小学校3年の高田琉翔君(8)は「初めてスライダーを滑ったけれど、スピードが速くて楽しかった」と話していた。
元町公園では、小型無人飛行機「ドローン」の操作や仮想現実(VR)体験などのブースを用意。体の動きに合わせてモニターに絵が描ける、公立はこだて未来大製作のアプリケーションを体験した函館八幡小5年の佐々木夢姫さん(10)は「今日を楽しみにしていた。手を開いただけで絵を描けるのがすごい」と喜んでいた。
29日は午前10時から午後4時まで。参加無料。函館港西埠頭(ふとう)を臨時駐車場とし、会場との無料シャトルバスを運行する。(蝦名達也)