函館市本町の再開発ビル「シエスタハコダテ」は23日から、平日毎夜に仕事帰りの女性をメインターゲットとしたカルチャースクール「ヨルスタ」を始めた。同ビルを運営するSPC函館本町開発は「新しい函館の夜のライフスタイルを提案し、地域を盛り上げていきたい」としている。
同ビルでは本町地区の夜のにぎわい創出を目的に、今月から飲食店11店で構成する「シエスタキッチン」(地階)や「無印良品」(1~3階)の営業時間を延長し、全館午後9時半までに統一した。同5時から各店で500円のワンコインメニューを提供しているほか、同8時から30分間は一部店舗で商品が最大7割引きになる「夜市」などの企画を打ち出し、盛り上げを図っている。
ヨルスタは同事業の一環として、SPCや同ビル4階「函館コミュニティプラザ」(Gスクエア)の女性スタッフが中心となり、周辺の病院や銀行、百貨店などで働く女性を取り込もうと企画。「気軽に女子力アップ」をテーマに、平日の毎日午後6時以降にGスクエアで、料理やカラー、ヨガ、アロマ、浴衣着付けなどの各種講座を展開する。
プロジェクトリーダーの大清水奈津路さん(SPCスタッフ)は「気軽に参加してスキルアップを図りながら、同じことに興味を持つ人たちとの交流も楽しんでもらえたらうれしい」と呼び掛けている。
ヨルスタのスケジュールはシエスタハコダテのホームページ(https://www.sharestar.jp)で確認できる。問い合わせはGスクエア(0138・35・4000)へ。(金子真人)