NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は、13日に開幕する第31回公演「星の城、明日に輝け」に向けて、五稜郭公園一の橋広場で会場設営準備を進めている。今年は昨年よりも出演人数が増える見通しで、毎回250人規模の出演者が函館の歴史絵巻を演じる。
石垣崩落に伴い、2014年公演から会場、規模ともに模索を続ける中で、同広場と堀を挟んで郭内の一部も活用した昨年の公演が好評を得た。今年は第二次世界大戦のシーンの演出に改善を加えるなど、工夫を凝らした演出でボリューム感を高める考えだ。
会場設営は2日から始まり、雨の合間を縫って作業が進んでいる。11、12の両日には本番同様のゲネプロを行って本番に備える。
公演は、13日から8月11日までの金、土曜日(3、4日を除く)の午後7時半開演。前売り券は大人1200円、高校生以上600円、小中学生300円、親子券1400円。初日はテーマソング「星のまちHAKODATE」作者の新井満さんが来場する。問い合わせは事務局(0138・56・8601)へ。(今井正一)