かつて青函航路で定期運航していた高速フェリー「ナッチャンWorld」(1万549トン)が8月7日、6年ぶりに同航路を運航する。道内発着の「青森ねぶた祭」を観覧するツアーで、企画した海運大手のリベラ(広島県)は「ナッチャンを活用し、青函の連携を盛り上げたい」としている。
同船は2008年に東日本フェリーが青函航路に導入したが、原油高による燃料費の高騰などを受けて同年限りで定期運航から撤退。その後、リベラグループの津軽海峡フェリーが09~12年に不定期で同航路を運航していた。
ツアーは、函館港中央埠頭(ふとう)を午後0時半に出港し、同4時に青森港に到着。同港新中央埠頭の有料席からねぶたの海上運行と花火大会を観覧し、翌午前0時に出港。同6時に函館港中央埠頭に到着する。
料金は2万3990円(ねぶた観覧席代など含む)。問い合わせは読売旅行札幌営業所(011・281・5765)へ。(金子真人)