旧函館東高校卒で、京都市在住のアコースティックギタリスト、ゆあさまさやさんがこのほど、新アルバム「North Diary」を発表した。高校時代まで過ごした北海道をテーマにした作品で、「北海道の広大な大地を感じることができるアルバムに仕上がった」と話している。
ゆあささんは小樽出身。親の仕事の関係で函館で高校生活を過ごし、旧函館東高を1989年に卒業。その後サラリーマンをしながら音楽活動を続け、2013年からプロとして活動。ギター1本だけで特殊な技術をふんだんに駆使した演奏が持ち味で、15、16年には函館でライブを開いている。
社会人になって京都に移り住み「遠く離れたからこそ見えてくる北海道の美しさ、厳しさ、豊かさ、そして懐かしさをサウンドスケッチしてみたいと思った」と制作意図を明かす。函館山からの風景を思い浮かべた曲や、道南いさりび鉄道をモチーフとした曲、ゆあささんが函館で同じ時代を過ごしたGLAYの曲「カナリヤ」もカバー。アコースティックギター1本とは思えない、多彩な音を表現している。
ジャケットは上川管内美瑛町で撮影した。ゆあささんは「おととしの夏に北海道へ出向き、懐かしい景色、空気感を直に感じました。すると不思議なくらい楽曲のイメージが湧き出てきて、自分でも驚くほどにアルバム1枚分の楽曲がすぐにそろいました」とコメントしている。
6月23日には函館山山頂クレモナホール(午後6時半、同8時)、同24日には五稜郭タワーアトリウム(午後1時、同3時)でライブを予定。いずれも観覧無料。アルバムは12曲入りで2500円(税込み)。問い合わせはゆあさまさやmusicoffice(メール=masayayuasa0302@gmail.com)へ。(千葉卓陽)