日本ブライダル連盟加盟の結婚相談所「ららぽーとブライダル」(函館市新川町、米木司代表)は、独身者の親に対してアドバイスをする出張無料相談を始める。未婚の子を心配する親世代からの相談機会が増えているといい、米木代表(69)は「結婚に向けたきっかけづくりの相談に乗ります。気軽に連絡をいただきたい」と話している。
親世代からの相談では、子の年齢は30~50代と幅広く、男性が6割。全体の7割程度が結婚経験がない人だという。米木代表は「『仕事が忙しそうで、浮いた話がないようだ』といった相談が増えている。親自身が元気なうちに結婚してほしいという願いを持つ人が多い」と話す。
未婚率上昇の背景について、人口減少が進む中で職場によっては男女比や年齢バランスが取れた職種が少なくなっていること、経済的な理由で結婚へのイメージを抱けないことなどを指摘。一方で「心のどこかでは良い出会いを求めている人は多い」とする。
同相談所は今年が開設15周年で多くの成婚実績を持つ。同連盟のネットワークを活用して相手探しをするには本人の意志が必要となるが、「我が子の結婚」に向けた一歩を後押しする。米木代表は「電話をするのも勇気が必要だし、足を運ぶのも腰が重いこと。こちらから出向いて相談に応じたい」としている。
問い合わせは(0138・27・0303)へ。(今井正一)