函館大(野又淳司学長)は、7月1日開催の「2018函館マラソン」を盛り上げるため、500人の大規模応援団を発足させる。フルマラソンの37キロ地点で、ランナーにとって″地獄〟とも呼ばれる「ともえ大橋」(大手町―万代町、全長1924メートル)で、歓迎を意味する国際信号旗(UW)を振ってランナーを励ます。
初の試みで、市民500人を募り、ともえ大橋の海側5カ所に100人ずつ配置。大きなUW旗を5本立てるほか、手に持つ小旗500本も用意する。小旗は17日に函大生が作製する予定だ。函館、北斗、七飯の高校13校のボランティア部130人も土・日曜を使い、函大ベイエリア・サテライト(末広町)で小旗を作る。
応援する時間は正午~午後2時で、参加者は大会当日、ともえ大橋に集合。函大は市内小・中学校69校にチラシやポスターを配布し参加を呼び掛けたほか、西部地区の12町会や小・中学校、児童館には個別訪問し参加を働き掛ける。
また、ベイエリア・サテライトでは当日、通過ランナーのゼッケンをマイクで読み上げるとともに、FMいるかの放送やNCV(ニューメディア函館センター)の映像を中継。応援者やランナーにトイレを提供し、休憩所として開放する。時間は午前10時~午後2時。
本番に向け、練習する選手のためサテライトは毎週土・日曜午前10時~午後5時、トイレや休憩に利用できる。開館日は19、20、26、27日、6月2、3、9、10、16、17、23、24、30日。
サテライト職員の澤田石久巳さん(69)は「ともえ大橋は海風と上り坂で最もきつい。心のこもった応援がランナーにとって一番の励みになる」と参加を呼び掛けている。(山崎大和)