【木古内】JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」が9日、道内周遊を終え、道南いさりび鉄道線を通って本州に戻った。同線沿線の「札苅村上芝桜園」(町札苅)には、手入れされたシバザクラと四季島の姿を撮影しようと20人以上の人が待ち構え、午後2時50分ごろに列車が姿を現すと、手を振って出迎える姿も見られた。
同園は国道228号沿いにあり、30種類以上のシバザクラと色とりどりのチューリップが花開く。今シーズンのシバザクラは4月末ごろから開花し、大型連休中は多くの観光客が訪れたが、満開になるのはこれからだ。見ごろは5月中旬から同月末ごろまで。
園主の村上勝春さんは「今年は少し気温が低いので、シバザクラの開花が遅れ気味だが、昨年より長く楽しんでもらえると思う。ゴールデンウイーク中に見にきた人も、満開になったシバザクラを見ようと再訪する人もいる」と話していた。(神部 造)