ウィンドスター・クルーズ社(米)の客船「スター・レジェンド」(9961トン)が7日、函館港西埠頭(ふとう)に初寄港した。同社のクルーズ船が函館に入港するのは初めて。
同船は全長約134メートルで、客室数は106室。約120人が乗船して4日に横浜を出航し、宮古(岩手)を経て函館に到着した。市港湾空港部によると、同船は以前、別会社によって「シーボーン・レジェンド」として運航され、21年前に函館を訪れたことがあるという。
船内でのセレモニーで、片岡格副市長は「スター・レジェンドとして生まれ変わり、初寄港を飾ったことを大変うれしく思う」と歓迎。ネッド・トゥトン船長は「約20年ぶりの寄港を歓迎していただき、感謝している」と応じた。
午後4時ごろの出航時にはききょう幼稚園の年長児約60人が駆け付け、「いか踊り」などを披露して乗客らを見送った。同船は釧路を経て太平洋を横断し、31日まで北米を巡る。(山田大輔)