春の大型連休前半の最終日となった4月30日、道南のサクラの名所も多くの見物客でにぎわった。五稜郭公園では、ちょうちんの明かりで照らされた夜桜を見ながらジンギスカンなどに舌鼓を打つ家族連れや友人らが目立った。
辺りが暗くなると、450個のちょうちんが一斉に点灯し、公園内を幻想的に彩った。春の心地よい夜風に吹かれながら、堀の周辺を散策する人、食事やお酒を楽しむ花見客の笑い声が終始響いていた。
前日に呼び掛け、集まった公立はこだて未来大の仲間14人で宴会をした古川晃也さん(22)と倉茂雄人さん(21)は「機材を当日に買って、肉やお酒を持ち込んだ即席だったが、とても楽しかった」と話した。
夜桜電飾点灯は五稜郭、函館の両公園で13日まで実施される。(小杉貴洋)