道南いさりび鉄道(小上一郎社長)は28日から、週末や観光繁忙期に、函館-木古内間を運行する一部の定期列車にアテンダント(接客係)を配置し、観光案内や高齢者らの乗降をサポートするサービスを始める。
サービス向上を図るとともに沿線の魅力を発信して地域のファンを増やす狙い。勝田恵子さん(37、札幌出身)と土井みずきさん(26、函館出身)の2人がアテンダントとして、上磯-木古内間を中心に観光案内するほか、高齢者や大きな荷物を持った乗客らの乗り降りをサポートする。
アテンダントが乗車するのは1日1往復。4、5月は、28日~5月6日の大型連休中と毎週金、日曜。6月以降も週末を中心に実施する予定で、前月の下旬にホームページでスケジュールを公開する。
勝田さんは「積極的にお声掛けをして地域の魅力を伝えられるよう頑張りたい」、土井さんは「車内を快適に過ごしていただけるサービスを提供していきたい」と意気込みを語る。
28日~5月6日は、上磯-茂辺地間で、アテンダントが乗車する列車の利用客に記念カードをプレゼントする。(金子真人)