【七飯】函館七飯スノーパークは8日、今シーズンの営業最終日を迎えた。3月31日に終える予定だったが、今季は雪に恵まれ、8日まで延長して営業。この日も約210人が来場し、軽快に滑り納めを楽しんだ。
昨年12月上旬のオープン初日から十数年ぶりにゴンドラが稼働し、コースも7コースが完成。降雪量は例年の倍で、道南を中心に客足が好調だった。さらに3月には台湾や東南アジアの外国人観光客も増加し、来場者、売り上げともに伸びた。
最終日も多くの人でにぎわい、今季最後のスキー、スノーボードを楽しんだ。函館市の北野みち子さん(66)は「例年より長く営業してくれたので良かった。山頂の方は雪質が良く、今日(8日)で終わるのがもったいない。できればもっと営業してほしかった」と名残惜しそうに語った。
約4カ月の営業で、来場者数は前年比約5%増の約4万6000人となった。同パークを管理する鈴木商会の佐川大蔵営業係長は「先週の暖気で雪解けが進んでいるが、ここまでの雪は予想しておらず、11年ぶりに延長もできた。前年よりも多くの人に来ていただいてうれしい」と話していた。
28日からは駒ケ岳や大沼公園、噴火湾などを山頂から一望できる函館七飯ゴンドラの夏営業がスタートする。(小林省悟)