第二物産(函館市西桔梗町、田中雅世代表)の子会社で食品などの企画販売を行うエムティーコーポレーション(田仲真人代表)はこのほど、ジャガイモを使いイカ塩辛の味を表現したスナック菓子「函館塩辛ポテト」の販売を始めた。同社は「イカの塩辛味は今まであるようでなかった味。子どもから大人まで食べやすく仕上がりました」とおすすめする。
函館を代表するイカを使った商品を模索する中、ジャガイモに塩辛を乗せて食べる食べ方に注目。この味をお菓子として商品化できないかと考え、協力してくれる企業を探し、試行錯誤を重ねながら約半年かけて商品化にこぎつけた。
商品の製造は市内の珍味製造業「チガイチ青山」に委託。ジャガイモをスティック状に加工し、味付けには市内の水産加工業「布目」が製造する、イカ塩辛をフリーズドライ加工した商品を使用している。カリッとした食感にイカ塩辛の味がそのまま再現され、お菓子でありながら珍味のような味がする個性豊かな商品にまとまった。1袋48グラムで158円(税別)。道内のコンビニや函館空港などで販売中。7月には全国でも販売を始める計画だ。
田仲代表は「全国展開を通じて商品をPRし、函館を盛り上げていく。今後も企画販売力を生かし、市内の企業などとも協力していきたい」と話している。(野口賢清)