函館マラソン実行委は、昨年7月2日に市内で開催した「2017函館マラソン」が、国内最大級のランナー向けポータルサイト「ランネット」で、参加ランナーの投票で選ばれる「全国ランニング大会100撰(せん)」に初選出されたと明らかにした。実行委は「ランナーの声を取り入れて大会の質を改善した結果で、素直にうれしい」と喜んでいる。
100撰は1997年に始まった企画で、今年で21回目。今回は17年1~12月に国内で開催された約2400大会の中から、レースに出場したランナーによる大会の評価・レポートを基に100大会を選定。道内は函館マラソンをはじめ、「北海道マラソン2017」「第42回札幌マラソン」など7大会が選ばれた。
実行委によると、2017函館マラソンの評価は86・7点だったという。フルマラソンを初導入した2016年は悪天候や、運営能力の低さが相まってランナーの評価も68・4点にとどまり、100撰から漏れていた。今回は前回より20ポイント近く上積みしたことになる。実行委は「100撰に選ばれるように今後もランナーの声を吸い上げ、大会運営に生かしていきたい」としている。
今年の函館マラソンのエントリー状況は23日現在、残り800人台となり、定員8000人のほぼ9割に達し順調に推移。実行委は早めのエントリーを呼び掛けている。(山崎大和)