• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 動画ニュース
    豪華客船と豪華寝台列車、函館で〝共演〟
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 4月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 4/19
    函新ウイークリーレビュー
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

「そろばん道路」なぜできる? 前兆に波状路面、融雪しやすい気温

 除雪が行き届かなかった今冬の函館市内では悪化した路面が渋滞を招き、多くの市民を悩ませてきた。特に通行量の多い幹線道路や交差点付近には、玉状の氷塊が連なる「そろばん道路」が発生。2日の降雪で再び圧雪路面となった3日朝にも「そろばん」が復活した場所も見られた。気温が上昇しても氷塊は解けにくく、しばらくは車の走行にも注意が必要だ。
 積雪寒冷地におけるさまざまな開発技術の研究を進める北海道開発技術センター(札幌)の永田泰浩首席研究員(44)らは長年、そろばん道路について調べている。永田さんは「発生にはまだ分からないことが多いが、車の走行による振動と、タイヤの圧力がかかる部分と抜ける部分の差が関係している」と推察する。
 これまでの研究や定点観測で、玉状の氷塊の発生の前兆として圧雪路面に波状のでこぼこが現れることや、気温が氷点下2~0度程度の雪が解けかかる状況下に発生しやすいことも分かったという。特に交差点付近で発生が目立つのは車が停止する際に路面に圧力がかかりやすいことが上げられるという。
 玉状の氷塊は見た目は小さいが、タイヤを乗り上げると、接地面積が極端に小さくなるためグリップが効かず、車の制動にも大きな影響を与える。周りの雪の部分が解けても地面に氷の部分だけが残りやすく、完全に解けるか、整地用の重機で削り取る以外に対策はないという。融雪期の道路状況について、永田さんは「シャーベット状になったり、湿潤路面であったり、橋の上や日陰などは注意が必要」としている。(今井正一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 函館高等技術専門学院で入学式 30人が技術者へ歩みだす
      2. 傷害容疑で森町の男逮捕
      3. ホテルテトラ、20日に屋上ビアガーデン営業開始
      4. 無免許とひき逃げ容疑で男を逮捕
      5. 函館で桜が開花、過去2番目の早さ 24日満開に
      6. S・イーグル黒星スタート サッカー・カブスリーグU15
      7. エガオが函館産マコンブ粉末を使った粉末調味料4種類発売
      8. ざいだんインフォメーション/屋外スポーツ施設活況
      9. 函館の桜開花、20日予想
      10. 道の駅横綱の里ふくしま ウルフマンと友情パワーで盛り上げ

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      函館新聞紙面

      4月19日の紙面

      SNS公式アカウント

      4月19日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト