国の重要文化財「旧函館区公会堂」(函館市元町)で華麗な衣装が楽しめる「ハイカラ衣裳館」の今年の営業が1日から行われている。来館者がドレスや燕尾(えんび)服に身を包み、レトロな雰囲気の館内で記念撮影を楽しんでいる。
ハイカラ衣裳館は、1910(明治43)年に建てられた同館の見学をより楽しんでもらおうと92年に開始。ドレスや燕尾服など子ども用も含めて109着を用意している。今年の営業は、同館の耐震化工事などが10月に始まる影響で、例年より3カ月ほど早まり9月末までとなる。
秋田県横手市から社員旅行で訪れていた会社役員の高橋健一さん(45)は「明治時代の人になったような気分。とても良い思い出になりました」と笑顔を見せていた。
午前9時開館で、3月は午後4時半、4月以降は午後5時まで。料金は20分間1000円で、入館料(大人300円、学生150円、未就学児無料)が別途必要となる。問い合わせは同館(0138・22・1001)へ。(金子真人)