【福島】大千軒岳登山者休憩所(千軒806)付近に、大型のかまくら3基(高さ2・5メートル、2メートル、1・6メートル)と雪のすべり台(高さ3メートル)が登場した。すべり台にはそりとゴムチューブが備えられ、訪れた子どもたちが滑降を楽しんでいる。
冬の福島を盛り上げようと福島アドベンチャークラブ(工藤真由美代表)が築造した。3日にはお披露目会が行われ、関係者や町民ら20人が体験。同会からは豚汁とおにぎり、お汁粉がふるまわれた。
福島商業高校の3年生生徒の提案で昨年、かまくら1基を築造し好評だったことを受け、今回は小型のかまくらとすべり台も設置。昨年かまくらづくりに関わった生徒は町外に就職、進学してしまったため、今年は工藤会長ら同会メンバーが、同校の1年生生徒や地元住民らとともに約2週間かけて築造し、2日に完成した。大型のかまくらは雪のブロックを積み上げ、ヤナギの木で支柱を作って支えた。
工藤代表は「福島町は冬のイベントが少ないので、少しでも来町のきっかけになれば。特に子どもたちに喜んでもらいたい」と話す。かまくらは8~9日ごろまで公開する予定だ。(神部 造)