函館西署は、地域の安心・安全への願いが込められたメッセージや写真が寄せられた「絆メッセージボード」の掲示を函館市役所1階市民ホールで行っている。15日まで。
同署では昨年10月、地域住民が互いに思いやりを持って見守ることなどが犯罪抑止につながるとして、「犯罪の起きにくい地域づくりプロジェクト」と題して、防犯活動などに参加、協力した町会などの団体や事業所などの会員や職員らに「絆」と書かれたボードを持ってもらって写真を撮り、メッセージを集める取り組みを続けてきた。
ボード中央の「絆」の文字は太陽の子幼稚園の園児らが色塗りしたもの。文字の周辺には「お金を要求するメールは詐欺」などと、特殊詐欺や飲酒運転などをはじめ、DVや児童虐待などの撲滅に向けたメッセージが描かれている。掲示初日の1日には、署員が市役所を訪れた市民にボードを紹介するとともに、犯罪に気を付けるよう啓発活動を行った。
同署は「市役所周辺には高齢者も多く住んでおり、安心・安全な地域の実現のために絆の大切さを再確認してもらえたら」と呼び掛けている。(大谷健人)