【七飯】2月3、4両日に開催する「第52回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)で使用する氷の切り出しが26日、大沼の東大島付近の湖面で始まった。イベント目玉の「ジャンボすべり台」などに使われ、今月中に約1800枚を切り出す。
昨年12月からの雨と雪の不規則な天候などにより、雪交じりの氷がみられていたが、26日現在で氷の厚さは約25センチと昨年並み。
作業はまず、氷上に目印となる60センチ四方の溝を付け、電動のこぎりで切り出す。氷1枚の重さは約80キロで、専用の氷ばさみで引き上げた後、重機で会場に運搬した。
氷は主に長さ20メートルの滑り台に敷き詰められるほか、2月18日にあかまつ公園で開かれる「ななえチビッコ雪まつり」会場の滑り台などにも使われる。切り出し作業の担当者は「今回のような氷は初めてだが、きちんと表面をつるつるに磨いて並べ、子どもたちに楽しんでもらいたい」と話していた。(蝦名達也)