【七飯】3月23日の道の駅「なないろ・ななえ」の開業を前に、町は専用ホームページの立ち上げやSNS(会員交流サイト)などを活用しながら、準備状況や公式グッズなどさまざまな道の駅情報を発信している。観光客のみでなく地域に愛される道の駅を目指し、地元目線、利用者目線の情報を提供する。
昨年11月の公式フェイスブック(FB)の導入を皮切りに、12月にかけて写真共有アプリ「インスタグラム」やツイッター、道の駅専用ホームページを立ち上げた。中でもFBのフォロワーは約800人を数え、現在は道の駅オリジナル商品の紹介や施設の整備状況などを写真とともに投稿。地域おこし協力隊の中津歩弓さんがSNSなどを取りまとめており、「足を運ぶ楽しみを持ってもらえるように心掛け、今後は生産者の声なども取り上げていきたい」と話す。
ホームページでは今後、飲食メニューの紹介や常勤スタッフのブログなども盛り込む予定。写真映えを意識するインスタは、現在は一眼レフカメラで写した施設内の様子などを投稿しているが、中津さんは「一方的に情報発信するだけでなく、お客さんに投げかけをしながら一緒に道の駅の活用方法や魅力を探していければ」と期待している。
このほか町役場庁舎内に開業日までのカウントダウンボードを置いたり、今月には役場駐車場横にPR看板を設置したりするなど、町民への周知もさまざまだ。指定管理者、七飯町振興公社の石川智支配人は「開業後はイベント告知などの情報も発信して道の駅に興味を持ってもらい、地域に密着した施設を目指したい」と話している。(蝦名達也)