27日に東大阪市で開幕するラグビーの全国高校大会(高体連、日本ラグビーフットボール協会など主催)に、南北海道代表として2年ぶり2度目の出場を果たす函館ラ・サール高ラグビー部の関係者5人が7日、市役所を訪れた。工藤寿樹市長に出場を報告し、「花園初勝利」を誓った。
同部は9月下旬に小樽、札幌両市で開かれた第70回道高校南・北選手権大会の決勝で、札幌山の手に26―21で勝利して全国切符をつかんだ。2日の抽選会で、鹿児島実(4年連続18回目)と初日に対戦することが決まっている。
この日は、同校のフェルミン・マルチネス校長、荒木竜平監督ら5人が訪れた。同部OBでもある工藤市長は「山の手に勝ったのは大したもの。プレッシャーを感じずに花園の地で躍動してきてほしい」とエールを送った。それに対し、荒木監督は「選手も自信を持っている。一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。
同席した鞠子太一主将(17)は「相手は強豪だが花園で戦えることが楽しみ」と意欲。比米良太君(同)も「やってきたことをすべて出し切りたい」と話していた。(小杉貴洋)