遺愛女子中学高校(福島基輝校長)は6日、函館市内の17施設で賛美歌を届ける「クリスマスキャロリング」を行った。生徒たちは冬の寒さを和らげる温かな歌声を披露し、各施設の聴衆に一足早いクリスマスプレゼントを贈った。
同校は「クリスマスの喜びを伝えよう」とキャロリングを30年ほど続けている。今回は生徒約230人が6コースに分かれて歌声を届けた。
JR函館駅コンコースには、約70人が訪れて約20分のミニコンサートを開いた。クリスマスツリーの前で賛美歌や「あわてんぼうのサンタクロース」などを歌い上げ、クリスマスムードを盛り上げた。同駅の利用者は足を止め、手拍子で聞き入った。
自宅に帰る際に聞いたという七飯町の女性(56)は「心がこもった演奏だった」と話していた。(小杉貴洋)