【松前】サクラをモチーフにした道警のオリジナル夜光反射材「サクラリフレクター」(縦横5センチ)が好評だ。松前署では、サクラの名所・松前にちなみ、交通安全啓発の一環として「みんなで咲かせよう!きらり夜桜運動」と銘打ってサクラリフレクターの普及活動に取り組んでいる。
この反射材は士別市の中学生がデザインしたもので、道警が今年初実施した「夜光反射材デザインコンテスト」で最優秀賞を獲得。町内では、警察署内の交通安全協会で1個150円で販売しているほか、松前署管内の事業所から50個単位での発注もあったという。夜光反射材は、車のライトなどで照らされると明るく光って見えるので交通事故防止に有効だが、デザインの不格好さで敬遠されがちなことから、デザイン性に優れた反射材が求められていた。
松前署は、11月8日から29日まで4回、松前温泉休養センターで開いた「防犯・交通安全講話」で、反射材の効果を実演。高齢者ら延べ100人が参加し、夜間の見え具合を再現するゴーグルをのぞいて、反射材を体感した。
同署は、今後もイベントなどの中でサクラリフレクターを紹介し、夜間、薄暮時間帯における人対車両の交通事故防止のため、普及に取り組みたいとしている。(神部 造)