函館バス(森健二社長)はこのほど、行き先ごとにバスの乗り場や系統をまとめた「路線案内カード」を主要観光、交通施設に配置した。持ち運びに便利な名刺サイズで、利用客の利便性向上を図る。
同社の路線バスを初めて利用する観光客らの不安を解消しようと企画。函館、五稜郭、新函館北斗の各駅と函館空港、五稜郭タワー、トラピスチヌ修道院など全8カ所にカードラックを配備した。
カードは縦9センチ、横5・5センチで、設置場所と同じ8カ所分を色別に用意。各地点からそれぞれの目的地に向かうバスの系統と下車する停留所名を紹介し、乗り場の地図も記した。一部カードの裏面では、乗車から降車までの流れを案内している。
同社は「観光スポットや交通拠点へ向かう手段として、カードを片手に気軽にバスを利用してほしい」としている。(山田大輔)