函館タクシー(函館市日乃出町、岩塚晃一社長)は7日、乗客に道南の季節の香りを楽しんでもらおうと、所有する中・小型タクシー車両計85台に、北斗市特産の果実「マルメロ」を置くサービスを始めた。今月末まで。
マルメロは黄色の果実で爽やかな甘い香りが特徴。北斗市(旧大野町)では30年ほど前から栽培しており、毎年秋に収穫される。
同社は10年ほど前から、地元産品を地域住民や観光客に知ってもらおうと、毎年秋にマルメロを3個ほど車内に置き、乗客を香りでもてなしている。
同社運行管理者の田名部禎二さんは「女性客を中心にとても評判が良い。この時期だけの香りを楽しんでもらいたい」と話している。(金子真人)