ホーランド・アメリカ・ライン(米国、HAL)の豪華客船「フォーレンダム」(6万1214トン)が11日、乗客1319人と乗員606人を乗せて函館に寄港した。同船寄港は通算7回目。本年度のクルーズ船入港は計26回で、同日が最後となった。
港町埠頭(ふとう)に接岸後、船内で歓迎セレモニーが行われ、函館港湾振興会の兵頭法史会長が「何度来ても楽しめる街であり続けたい。安全で有意義な旅になることを願う」と歓迎した。ミスはこだての加藤千明さんや遺愛女子高校の代表生徒らは、客船側に花束や「いか踊り」の法被などをプレゼント。フランク・バンデル・ホーヘン船長は「初めての函館で、この季節にしては寒いことに驚いた。市内を散策しておいしいものをたくさん食べて帰りたい」とあいさつした。
同船は9月27日にバンクーバーを出発、日本には今月10日に釧路に入港した。11日午後4時45分ごろ、最終地点の横浜へ向け出港した。(三好若奈)